粒犬雑記帳
チワプー「こゆき」、チワワ「あん」の日々あれこれ。
ロミオ、試練の秋 〈その1〉
2020/03/27
Fri. 22:22
病院に診てもらいたいことが山ほどある。
・精密な血液検査
・フィラリアになっていないか
・論外の域である口腔環境
・目ヤニ、鼻水
・背中にしこりが2つ
・白内障が始まっている
・左後肢が少ししか上がらない
・抗体検査してワクチン接種してあるかどうか
・推定年齢 etc…
まず即日でわかる血液検査
お、まずまず♪
そしてフィラリアは陰性(よかった〜)
そして後日の詳しい検査結果がこちら
T4(甲状腺ホルモン)が少し引っかかったけど
びっくり、かなり優秀〜♪ もっと色々悪いかと思ってた。
あ、あれ? 歯の手入れがすこぶる悪かっただけで
シニアでもわりと若い方なのかしらん?
ワクチン接種は案の定していなかった。
気の毒だけど口の中以外はまずまず健康そうだし
子犬の時と同じで1ヶ月毎に3回、混合ワクチンをお願いした。
今後は年1回で済む。
役所に問い合わせたけれどロミオの登録はなかった。
Nママさんが以前住んでいた場所はAさんも知らない。
狂犬病ワクチンは登録が必須。
私が登録しなおすしかないな。
もう実年齢すらもわからないのかぁ…
日を空けて狂犬病ワクチンも終了。
幸い元気でアレルギーもおきていない。
これで姉妹と一緒に行動できる。
ドッグランや旅行にも行けるぞよ (^^)
かなり光が見えてきたっ♪
さてさて問題は口の中だな〜。
これが本当〜にめっちゃくちゃクサい ( ̄ー ̄;
人でも我慢できないほどの腐ったドブのような臭い。
ましてや姉妹は…(写真がない)。
そこで
粒犬らくがき帳 「テロミオ」
クシャミ連発で逃げ回ったファーストコンタクトでありました。
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ロミオの長い夏 〈その5 最終話〉
2020/03/19
Thu. 21:21
気の毒なロミオにいくら同情したとしても
器の小さ〜い私は先住犬の姉妹を最優先に考えている。
家族と認め合うには人もワンコたちも
お互いまだまだ時間が必要。
いきなり同居することはロミオ自身はもちろん
姉妹にも相当なストレスを与えてしまうだろう。
落ち着くまでは私の監視下で様子をみたい。
そこでAさんに相談してみる。
粒「私、ロミオの里親が見つかるまで面倒見ましょうか?」
A「あなたがそんなことする必要ないわ。
あなた仕事もあるし3匹なんて大変じゃない。
ひめだけで、もう十分感謝しているから。」
粒「Aさんの協力が不可欠な話になるんです。
いきなり3匹だけで長時間の留守番はさせられないでしょ?
ロミオと姉妹が共同生活に慣れるまでの間
平日の仕事中はAさんにロミオを預かってもらいたいの。
まずは夜間と週末で徐々に慣らしたいんですわ。
ロミオはAさんのことを一番信頼してるから
昼間は一緒に過ごせてガス抜きになるだろうし
姉妹もこの間リラックスしてくつろげます。
これならお互い生活の切り替えもスムーズかなぁ…ってね。
どう…ですか?」
A「もちろんよ! もちろん預かるわ!
仕事が忙しい時は家に泊めたっていいし
あなたが週末に用事がある時でも言って!
ロミオのことが一番気がかりだったのよ。
これからもこの子に会えるのね。 うれしいわ!
ありがとうありがとう…」
あ〜ぁ、サクッと交渉成立してもうた(苦笑)
A「あなたとお兄さんにこんなに助けてもらって…
ここは私も頑張ることにしたわ。
くろ(猫)を捕まえれたら私が引き取るからね。
あれでも野良に戻る前は私に懐いていたのよ。
猫ちゃんだけなら何とかなるわ!」
実はAさん、仕事を引退する前の元気な頃
近所の野良猫を自費で去勢・避妊し
片耳にしるしを入れて地域猫にする活動をされていたお方。
大事に育てられやたらデカい(笑)
Aさん家の子も地域猫出身で
仲間外れになっていたのを引き取っている。
野良猫の扱いはお手のものなのだ。
おぉ、とりあえずはこれで全員解決だぁ!
最愛のママと突然の別れ
淋しくてお腹が空いてメチャクチャ暑かった
ロミオたちのしんどくて長い夏は終わり…
2019年9月1日
ポンコツヨーキーのロミオは、わが家に来た。
そして、彼はさらなる試練に遭遇するのであった。
さ〜行くべ病院!
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ロミオの長い夏 〈その4 続・粒主の目線とひめのお迎え〉
2020/03/13
Fri. 21:21
現状わかっているロミオの困ったところ
・フードを一切食べない。柔らかいオヤツのみ。
・明らかに不健康。どんな病気をいくつ抱えているのか未知数。
(AさんはNママさんからフィラリア予防薬すら託されていない。注射かもしれないけど、まずしていないだろう。)
・室内トイレのしつけができていない。若い子と違ってしつけ直しが困難。
・身内や友人宅のワンコならともかく、お互いを全く理解してない。散歩中に数回会っただけ。
ロミオの良いところ
・基本フレンドリー、仮に留守中ケンカしたとしても
体格が姉妹より小さく歯もグラグラだから姉妹が傷つくことはない。
以上
んーこれじゃ里親もなかなか見つからんわな。
しかも3日後にセンター行きだから時間がない。
しばらく預かって時間稼ぐか?
その間、できる範囲のケアしてあげれば
里親が見つかる可能性があるかもしれない。
でも見つかんなきゃそのまま一緒に暮らすしかない…か。
まだ付き合いが浅いロミオに対して、さほど思い入れはない。
ただ、私との共通点が一つだけある。
それは最愛の母親を突然亡くしてしまったこと。
これがどうしても引っかかっているのだ。
そして私自身も倒れてしまったりしたら姉妹は…
これは決して他人事ではない。
唯一Nママさんより恵まれているのが
身内が動物好きな家ばかりなこと。
もし私が入院するようなことがあれば両親に代わり
姉妹を預かると言ってくれている。
心強くてありがたいことだ。
その筆頭の兄に一応聞いてみる。
粒「もし、私が問題のヨーキー引き取ったらどう思う?」
粒兄「そういう性分だから、しゃーないね」
粒「あそ…(ちょっとは止めて欲しかったさ 笑)」
あとはAさんに交渉だ。
翌日、フェレットと大きなケージは
庭で洗うスペースがある兄宅へ一旦持ち込むことに。
途中のペットショップでフードやグッズを買う。
可愛いハンモックにハーネス、リード、トイレの砂まである。
ケージは慎重に決めたいから今度ゆっくり探すとしてと…
フェレットと暮らすのも案外楽しめそうだな。
他所のやんちゃなフェレットを知る兄は
連れて来た子が大変おとなしく人懐こいので、やたらと感心していた。
シャンプーする間も決して噛み付いたりしないし
ロミオと同居していたおかげで兄宅のワンコや姉妹にも動じない。
動じたのはワンコたちの方だった(笑)
フードが変わっても食欲旺盛、元気そうだ。
粒「悪いけどケージ乾いたらもう一回運ぶの助けてくれる?」
粒兄「置いといていいよ」
粒「え??」
義姉「この子名前は?」
粒「えええっ? いいい、いいの?(汗)」
少し苦笑気味だけど兄夫婦たちは頷いてくれた。
姪も微笑んでくれている。
粒兄「この子、いい子だから」
ありがとう兄、おねえさん、姪っ子よぉ〜 (Tーヾ)
さっそくAさんに電話で聞き、ここで初めて
フェレッちゃんの名前が「ひめ」と知ったのだった。
翌週、ひめのケージは
今まで通りの大きいサイズで新品になっていた。
幸せ掴んだね、ひめ。
まだつづく
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ロミオの長い夏 〈その3 粒主の目線〉
2020/03/06
Fri. 21:21
私は成犬の里親には向いていない。
フルタイムで働き、残業もある。
しかもすでに犬見知り&チンピラの多頭飼い。
もう両親のサポートは受けられない。
だから、絶対に首突っ込んじゃダメなんだ。
遠巻きにできることだけお手伝いしよう。
そう固く心に決めていた。
ところが、急遽Nママ宅の退去日が翌週に決まり
気になっていたことを、とうとう聞いてしまった。
粒「あの〜Aさん、フェレットは?
あそこの愛護センターは受付対象外なんでしょ?
たしかサロン経由で興味ある方いたんですよね?」
A「もう時間がないわ。N父さんに何とかしてもらうわよ。」
粒「・・・・・」
粒「・・・・・」
粒「・・・・・!!!」
粒「だ、ダメだよ〜っ! とにかくフェレッちゃん(名前知らなかった)一度見せて!」
うわぁ、やっちまった…(心の声)
でも、N父はこんなにもお世話になってるAさんに対し
食事・病院・サロン代などビタ一文払わないし
実娘の大切な家族を身内でもないAさんに
長期間お世話してもらっといて、お礼の一言すらない相当変わった(とんでもねー非常識な)方。
フェレットの世話どころか、きっと野に放して終わりだよ…
飼ったことないけど、鳥や小動物の経験なら一応あるし
基本ケージに入ってる生活ならば
姉妹がいてもなんとかならんもんかなぁ…と。
もちろんAさんは大喜び。
大家さんを通じてN父にも許可?をもらい
かくして初めてN家を訪問することになった粒主。
あぁ、やはり来るんじゃなかった。
Nママ宅のリビングでロミオたちは暮らしていた。
高級なインテリアが揃うリビングには
あまりにも不釣り合いな床の惨状が。
床に敷き詰められたペットのトイレシーツ
ロミオ用のトイレトレーとケージは見当たらない。
シーツ上以外にも粗相がいくつもあるから
ロミオは室内トイレのしつけが不完全なのがわかる。
そしてキッチンには大量のキャットフード。
ドッグフードやフェレットのフードは一粒も…ない。 ないっ!?
粒「Aさん、どういうこと? フェレッちゃんとロミオのフードは?」
A「フェレットはキャットフードでもいいらしいのよ。
ロミオは食べないわ。でも、ドッグフードをあげても食べないからねぇ。」
粒「・・・・・」
そう言いながらAさんは手際よくシーツを交換し
フェレットを出している間にケージを掃除する。
そのケージがやたらとデカい。
ワンコ用で例えるなら、レギュラーサイズのトイレとベッドが楽に入るやつ。
一匹ならてっきり大きめの鳥カゴ程度と思っていた私。
すでに姉妹のケージが2個あんのに部屋がケージだらけになってまうやんか〜っ!
A「前は二匹だったらしいのよ〜」
粒「・・・・・」
あ〜あ、こりゃ一人で運べないなぁ。
買い替えるにしても運び出せるのは明日一日しかないし
一旦はこのケージで持ち出さないと…
一緒に運ぶの兄に頼んでみるかぁ…。
軽くパニックになったけど明日の段取りは大体できた。
少し冷静になって改めてロミオに目を移す。
革張りのソファーにはロミオの専用席(マット)がちゃんとあり
そこで嬉しそうに短い尻尾を振りながらAさんを見つめるロミオ。
電気が止められ、どんなに暑くても網戸、夜は真っ暗闇のリビングで
ロミオたちは1日1回、Aさんが来てくれるのをひたすら待ち続けて来たのだ。
自由に外に出られる猫のくろはともかく
ロミオは唯一Aさんが散歩に連れ出してくれた時にだけお日様を浴び
Aさんとご近所さんがくれるオヤツだけで今日まで生き延びた。
姉妹の散歩中に軽く会っただけでは気づかなかった
腐ったドブのごとく、まー強烈な口臭(我ながらヒドい表現だなぁ)。
口の中を見ると歯石びっしりで犬歯以外の元の歯が全く見えない。
声も呼吸音もおかしい。
「ヴ〜ヴ〜ゲッゲッ」 「グシュッ」
歯周病が鼻までいってる? これって重症じゃんか。
A「歯周病は前からよ。Nママさんが自分で言ってたもの。」
粒「フィラリアやワクチン、ちゃんとやってたのかな?」
A「わからないのよ。かかりつけの病院も知らないわ。」
粒「・・・・・」
こんなんだから馴染みのご近所さんも引き取れないんだな。
猫のくろはなかなか帰ってこないし
私が明日フェレットを連れ出したら退去日まで
ロミオはこのリビングでひとりぼっち。
ようやく連れ出してもらえたら
今度は愛護センターで慣れないケージ暮らしか…
施設でどこまでケアしてもらえるかわからないけど
本当は今すぐにでも病院に行かないとダメなレベルやんか。
この体調のまま、今以上のストレスかけたりしたら
ロミオ一体どーなっちゃうの?
そして私の心の声Bが叫ぶ
「アカンよ絶対に! コラ迷うな私! 姉妹で手一杯でしょ? 無理だって!」
今度は心の声Cがぼやく
「明日本当〜にロミオだけ置いてけるのぉ?私ぃ?」
うわあぁぁぁ〜っ(実体)
まだつづく
当時は写真がなく文字ばかりですみません。
towaさんのところで最近の姉妹とロミオを載っけてもらえました。
謎の犬からヨーキーっぽくなってきてます(笑)。
よろしかったら…
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